「ブレイブストーリー」の感想
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/11/23
- メディア: DVD
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テレビでやっていたので見ました。
この映画が上映されてた頃はゲド戦記がやっていたのか…。
ブレイブストーリーは対して期待しておらず、上映当初は見なかったんですが
そこそこ面白かった。少なくともあのゲド戦記(ジブリは過去のものになってしまうのだろうか)よりは!
映像は綺麗だった。良質なテレビアニメとしてはよいと思った。
宮部みゆきの原作は読んだ事がないので、比較できないのですが
原作がゲームのRPGを意識しているせいか、人間関係やストーリー展開が非常にゲーム的なので、
主人公ワタルとビジョンの人達の強い絆(主人公が現実の世界の母親より異世界を救うことを選ぶほどの!)をあまり感じることが出来なかった。
「父親の離婚をなかったことにすること」と、「異世界を破滅から守ること」どちらを選ぶかといわれれば後者を選ぶのは一理ある(ワタルの言うとおり、運命を受け入れることになる)が、
前者が「家族や友達を死から救うこと」に置き換われば、身も知らないゲームの世界の住人より前者を優先するのではないだろうか。不思議の国のアリスと同じように。原作にはビジョンの世界の住人達との交流がもっとあるのかもしれないけれど。結果的に、母親もミツルも救われたからよかったけれど…。そうじゃなかったらいったいどうなっていたんだろう。
現実世界や女の子の描写はそこそこ面白かったんですが(女神を殺したがっている女の子とかね。女神が自殺したがっているという展開でも面白かったと思う)
そうそうこの映画に出てくる女の子は、人間の女の子がいないんですね。
主人公が小学生なので、主人公にとって異性というものが対象として形を成してないのかな?
と思ったり、膝に乗っかっているミツルにちょっと萌えそうになったり(結局はそれか!)